店主からひとこと
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| セピアロマンティカ工房 |
現在着物業界は、悲しむべきことに近年来下降線をたどっております(2005年現在前年比6%down)。
だからといって、着物人口は決して減少しているわけではありません。むしろ若年層の愛用者は少しずつ増加しています。
それでは、なぜそういった現象が起きているかといいますと、一口で言うと売り手側と買い手側の間に非常に大きなギャップが生じているからなのです。売り手側は、毎年売り上げを確保していかなくてはならないために、販売側の都合で、高額商品を作り続け(これ自体は悪いことではなく、伝統産業を守る意味でも大切なことであります)、それに対し、買い手側の需要が追いつかなくなってきているということが、最大の要因と考えられます。
私も以前は、同じ事をしていた事実を認めます、自分だけが正しいことをしてきていたとキレイごとを言うつもりは毛頭ありませんが、実際、いくら素晴らしい呉服だからといっても、一般のお客様が、百万円単位の着物を自ら好んで毎年数枚づつ購入し続けていくということは、現実的に見てどうしても無理があるのです。その無理を遂行するためには、お客様本人が欲しがっていないにも関わらず、展示会にくり返し誘ったり、断ることのニガテなご高齢の優しい女性客に、強引に“お願い(オネダリ)”販売をすることで、業績を確保してきているというのが(過去の私を含めた)呉服業界の実情であります。
その結果、お客様が次第に呉服店の誘いに対して避けるようになり、高額商品を勧め続ける呉服屋から遠ざかるという現象が近年来続いております。そして、呉服店を避け、それでも着物を着たいという、本当の着物消費者の方々は、古着・リサイクル着物、ネット販売(オークション)に目を向けていくことになっていったのです・ ・・・・・・ちなみに1998年100億円市場だった古着市場は2005年500億円市場へ実に5倍の成長を遂げているのです。
それでも過去の栄光の呪縛から逃れられない呉服業界は、業績確保のため着用頻度の低い高齢の顧客への執拗なまでのモーレツ集中フォローによって(スタッフによる毎週一回の定期電話、毎月の催事招待の誘い等)実のところは、着物を求めているお客様ではない方々に、高額商品を販売し続けています(その結果、着物は実際に着られずにタンスに保存されてしまう・・・)。
一般の方には、信じられないかもしれませんが、高額商品の商売には、呉服に限らず、そのようなモーレツ・お願い(オネダリ)営業というモノがまかり通っているのであります。勿論このような商売の将来性は、非常に暗いと言わざるを得ません。
本来着物は、気軽にファッションとして楽しむべきものではなかったのでしょうか?洋服のオシャレと同様にファッションの選択肢の一つとして手軽に楽しめるものではなかったのでしょうか?それを、メーカーをはじめとした販売側の一方的な都合で、高額商品の無理売りや、特権意識的な専門知識等の難しい決まりごとなどによる多くのハードルを作りすぎてしまったことのツケによって、着物が一部の人々にのみ流通し、一般の人々から遠ざかっていってしまったのではないでしょうか?
私共セピアロマンティカでは、従来の呉服業界の悪慣習から脱却して、着物を本来あるべき姿。すなわち気楽に愉しむファッションとして(式服・フォーマルは別ですが)、日本人がごく自然に着物ファッションを愉しんでいただけるようなオシャレな環境を実現したいとの思いをもって日々試行錯誤を繰り返しております。
そしてセピアロマンティカは実際のお客様の真のニーズを追究して、値段面・デザイン面・品質面について、検討を重ね、大手企業では実現できなかった、お客様の目線から見たセピアロマンティカオリジナルスタイルの着物アイテムを提案することにいたしました。
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